インビザラインの装着期間
インビザラインは手軽で、快適に歯並びを治せる治療法として有名です。そのため、それ相応のデメリットも伴いそうなものですよね。そこで気になるのがインビザラインの装着期間です。快適に矯正できるインビザラインは、ワイヤー矯正より長い治療期間がかかるものと思っている方も少なくありません。ここではそんなインビザラインの装着期間(治療期間)についてわかりやすく解説します。
ワイヤー矯正と同じくらい?
実は、インビザライン矯正にかかる期間は、ワイヤー矯正と大差はありません。一般的なケースでは、2~3年の治療期間を要します。つまり、インビザラインのマウスピースであるアライナーの装着期間も2~3年程度です。
歯を大きく移動させるケースには不向き?
インビザラインによるマウスピース矯正は、一枚のマウスピースで移動する歯牙の量をコンピュータ上で計算しています。そのため、歯の移動に伴う痛みも少なくなっているのです。一方、ワイヤー矯正は金属製のワイヤーとマルチブラケットを使って、力強く歯を移動させる治療であり、歯の移動に伴う痛みも強くなっています。
それにも関わらず矯正装置の装着期間に大差がないのは、適応症例に違いがあるからです。抜歯をして歯を大きく移動させるような症例では、インビザラインに不向きなので、自ずと治療期間も長くならないようになっています。
インビザラインは装着時間を守ることが大切
インビザラインは、1日20時間以上装着しなければなりません。マウスピースの着脱は患者さまご自身が行うものなので、ついついサボりたくなることもありますよね。ただ、装着時間を守らないと、結果としてインビザラインの装着期間が長くなってしまうため十分注意しましょう。
まとめ
このように、インビザラインのマウスピースの装着期間は、ワイヤー矯正とほぼ同じです。2~3年装着することで、全体の歯並びを整えることができます。